この規格は一般に、0.01Hz〜100Hzの範囲の振動数で高分子の引張複素弾性率E*の成分を測定するための強制非共鳴方法について規定する。
この方法は、0.01GPa〜5GPaの範囲を有する動的貯蔵弾性率を測定するのに適している。
この範囲外の弾性率を有する材料についても測定が可能であるが、他の変形モードを用いた測定はより高い精度を示す。
例としてE'<0.01 GPaの場合、せん断モード(KS M ISO 6721-6参照)を、E'>5 GPaについては曲げ変形方式を使用する(KS MISO 6721-3またはKS M ISO 6721-5参照)この方法は、特に0.1より大きい損失係数を測定するのに適しており、したがって、ほとんどのガラスゴム緩和領域における温度と振動数による動的物性の変化を研究するために便利に使用することができる(KS M ISO6721-1 、9.4 参照)。
広い範囲の振動数と温度にわたって測定された結果から、振動数/温度遷移方法を使用して、異なる温度と振動数範囲での動的物性を知ることができる標準曲線(master plot)を得ることができる。