International Organization for Standardization (ISO)
最新版
ISO/TS 10303-28:2003
範囲
ISO 10303 のこの部分では、EXPRESS データ仕様言語 ISO 10303-11 を使用して指定されたスキーマ、および EXPRESS スキーマによって管理されるデータを表すための Extensible Markup Language (XML) の使用を指定します。
以下は、ISO 10303 のこの部分の範囲内です。
- XML を使用して EXPRESS スキーマを表現できるようにする XML マークアップ宣言の仕様。
- EXPRESS スキーマから独立しており、任意のスキーマによって管理されるデータの XML 表現を形式的に記述する単一の XML マークアップ宣言セットの仕様。
注 1 このメソッドを使用して指定された XML マークアップ宣言は、EXPRESS スキーマによって管理されるデータを表すために変更せずに使用できるという点で、遅延バインドと呼ばれます。
ISO 10303 のこの部分では、データを表現する際にさまざまな選択肢が可能です。
- 任意の EXPRESS スキーマの場合、そのスキーマに対応し、そのスキーマによって管理されるデータの XML 表現を形式的に記述する XML マークアップ宣言セットの仕様。
注 2 これらのメソッドを使用して指定された XML マークアップ宣言は、特定の EXPRESS スキーマに固有であるため、早期バインドと呼ばれます。
— 特定のスキーマに対応する XML マークアップ宣言と、スキーマに依存しない XML マークアップ宣言との間のマッピングの仕様。
- EXPRESS スキーマおよび EXPRESS スキーマによって管理されるデータを含む XML ドキュメントの形式の仕様。
— 要素コンテンツおよび XML 属性値としての EXPRESS プリミティブ データ型値の表現の仕様。
以下は、ISO 10303 のこの部分の範囲外です。
- EXPRESS スキーマの意味論的意図に依存する、EXPRESS スキーマに対応する XML マークアップ宣言の仕様。
— XML マークアップ宣言から EXPRESS スキーマへのマッピングの仕様。
注 3 XML マークアップ宣言のセットとそれに対応する 1 つ以上のデータセットがあれば、データの意味論的な意図を捉える EXPRESS スキーマを作成することが可能です。
ただし、これには、XML マークアップ宣言では取得できないデータの意味と使用法を理解する必要があります。
— EXPRESS スキーマの XML 表現からそのスキーマへのマッピングの仕様。
— EXPRESS スキーマから派生した XML マークアップ宣言からそのスキーマへのマッピングの仕様。
— XML スキーマへのマッピングまたは XML スキーマの使用 [3]。