SAE J2609-2003
断熱遮熱材システムの多次元熱性能

規格番号
SAE J2609-2003
制定年
2003
出版団体
Society of Automotive Engineers (SAE)
状態
 2018-08
に置き換えられる
SAE J2609-2018
最新版
SAE J2609-2018
範囲
この試験方法は、車両条件下で断熱形成された熱シールドのシステム材料特性を測定します。 多くの場合、個々のコンポーネントの材料特性は既存の試験方法で決定できますが、複合材料全体のシステム特性を確認するのは一般に非常に困難です (特に多層シールドの場合)。 システムの材料特性には、横方向または面内 (x) 方向の熱伝導率、厚さ方向または垂直方向 (y) の熱伝導率、シールドの上面と下面の表面放射率、およびシールド材料の比熱が含まれます。 すべての特性は、構造全体の複合物としてシールド材料試験片全体について決定されます。 特性は、試験片を通る二次元の熱流を可能にする試験装置を使用して測定されます。 このため、この試験方法による材料特性の結果は、一次元熱流タイプの試験方法と一致しない可能性がありますが、集中熱源で試験されたほとんどの遮熱材料の性能を表しています。 したがって、この試験方法による材料特性の結果は、多次元の分析研究により適している可能性があります。 この規格は、満足のいくテスト データを取得するためにテスト装置を構築および操作するための一般的なガイドラインを定めています。 この標準に準拠する設計が含まれており、後で詳しく説明する感度上の理由から逸脱してはなりません。 逸脱できないテスト パラメータには以下が含まれますが、これらに限定されません。 試料のサイズ、線源と試料の間の距離、線源の直径、装置周囲の環境条件。 この方法では、試験データと分析スキームを使用して最終的にシールド材料の特性を決定します (セクション 8.1 を参照)。 この試験方法では、等方性および異方性の両方の絶縁シールド材料を評価します。 これには、エンボス加工/波形固体、多孔質、繊維状、粒状、およびコーティングされた材料を含む多層シールド構造も含まれる場合があります。

SAE J2609-2003 規範的参照

  • ASTM C1371-98 ポータブル放射計を使用した室温付近の物質からの放射線の測定のための標準試験方法
  • ASTM C177-97 ガード付きホットプレート法を使用した定常状態の熱流束と伝導率の標準試験方法
  • SAE J1361-2001 材料の耐熱性・絶縁性を評価するホットプレート法

SAE J2609-2003 発売履歴




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