この国際規格は、動物性および植物性の脂肪および油(以下、脂肪と呼びます)の開放毛細管内の融点(一般に滑り点として知られています)を測定するための 2 つの方法を指定しています。
— 方法 A は、周囲温度で固体で、顕著な多形性を示さない動物性および植物性脂肪にのみ適用されます。
— 方法 B は、周囲温度で固体であるすべての動物性および植物性脂肪に適用でき、多形性挙動が不明な脂肪に使用される方法です。
パーム油サンプルの融点の決定方法は付録 A に記載されています。
注 1 顕著な多型を有する脂肪に適用した場合、方法 A は方法 B とは異なり、あまり満足のいく結果が得られません。
注 2 顕著な多型を示す脂肪は、主にカカオバターと、かなりの量の2-不飽和、1,3-飽和トリアシルグリセロールを含む脂肪です。