ISA 61511-1-2018
機能安全「プロセス産業分野における安全計装システム」パート 1: システム ハードウェアおよびアプリケーション プログラミング要件を定義するフレームワーク

規格番号
ISA 61511-1-2018
制定年
2018
出版団体
ISA - International Society of Automation
最新版
ISA 61511-1-2018
範囲
IEC 61511 のこの部分では、プロセスの安全な状態の達成または維持を自信を持って委託できるように、安全計装システム (SIS)@ の仕様@設計@設置@運用および保守に関する要件を規定しています。 IEC 61511-1 は、IEC 61508:2010 のプロセス分野の実装として開発されました。 特に、@ IEC 61511-1: a) 機能安全を達成するための要件を指定しますが、要件の実装に誰が責任を負うのかは指定していません (例: 設計者 @ サプライヤー @ 所有者/運営会社 @ 請負業者)。 この責任は、安全計画@プロジェクト計画と管理@および国の規制に従って、さまざまな関係者に割り当てられます。 b) 2010 年に発行された IEC 61508 シリーズ@ または IEC 61511-1:2016 [11.5]@ の要件を満たすデバイスが、プロセス分野のアプリケーションに使用されるシステム全体に統合される場合に適用されます。 この規定は、デバイスがプロセス分野の SIS での使用に適していると主張したいメーカーには適用されません (IEC 61508-2:2010 および IEC 61508-3:2010 を参照)。 c) IEC 61511 と IEC 61508 の関係を定義します (図 2 および 3 を参照)。 d) アプリケーション プログラムが限定された可変性言語を持つシステム用に開発される場合、または固定プログラミング言語デバイス @ を使用する場合に適用されますが、組み込みソフトウェア (システム ソフトウェア) を開発するか完全な可変性言語を使用するメーカー @ SIS 設計者 @ インテグレーターおよびユーザーには適用されません (「 IEC 61508-3:2010); e) プロセス部門内のさまざまな産業に適用されます。 たとえば、化学薬品、石油およびガス、パルプおよび紙、医薬品、食品および飲料、非原子力発電などです。 注 1 プロセス部門内では、一部のアプリケーションには満たさなければならない追加要件がある場合があります。 f) SIF と他の計測機能との関係を概説します (図 4 を参照)。 g) 他の方法によって達成されるリスク低減を考慮した、SIF の機能要件と安全完全性要件の特定につながります。 h) システム アーキテクチャおよびハードウェア構成 @ アプリケーション プログラミング @ およびシステム統合のライフサイクル要件を指定します。 i) SIS のユーザーおよびインテグレーター向けのアプリケーション プログラミングの要件を指定します。 j) 人員の保護、一般公衆の保護、または環境の保護のために 1 つ以上の SIF を使用して機能安全が達成される場合に適用されます。 k) 資産保護など、安全以外の用途に適用される場合があります。 l) 機能安全を達成するための全体的な取り決めの一部として SIF を実装するための要件を定義します。 m) SIS 安全ライフサイクル (図 7 を参照) を使用し、SIS の機能要件と安全完全性要件を決定するために必要なアクティビティのリストを定義します。 n) 各 SIF の安全機能要件と安全完全性レベル (SIL) を定義するために HRA が実行されることを指定します。 注 2 図 9 は、リスク軽減手段の概要を示しています。 o) 各 SIL について、オンデマンド故障の平均確率 (デマンド モード) および危険な故障の平均頻度 (デマンド モードまたは連続モード) の数値目標を設定します。 p) ハードウェア フォールト トレランス (HFT) の最小要件を指定します。 q) 指定された SIL を達成するために必要な対策と技術を指定します。 r) IEC 61511-1 に従って実装された SIF で達成できる機能安全性能 (SIL 4) の最大レベルを定義します。 s) 機能安全性能の最低レベル (SIL 1) を定義し、それを下回ると IEC 61511-1 は適用されません。 t) SIL を確立するためのフレームワークを提供しますが、特定のアプリケーションに必要な SIL は指定していません (特定のアプリケーションの知識と全体的な目標リスク削減に基づいて確立される必要があります)。 u) センサーから最終要素まで SIS のすべての部分の要件を指定します。 v) SIS の安全ライフサイクル中に必要な情報を定義します。 w) SIS の設計が人的要因を考慮に入れることを指定します。 x) 個々のオペレータまたは保守担当者に直接の要件を課すものではありません。 注 3 IEC 61508 は、IEC 61511 で指示されている場合、安全計装設計者、インテグレータおよびユーザーによっても使用されます。 注 4 IEC 61511-1:2016 のサブ条項 7.2.2 IEC 61511-2:2016 の A.7.2.2 には、他の規格 (機械 @ バーナー @ など) に準拠するサブシステムの統合の処理に関するガイダンスが含まれています。

ISA 61511-1-2018 発売履歴

  • 2018 ISA 61511-1-2018 機能安全「プロセス産業分野における安全計装システム」パート 1: システム ハードウェアおよびアプリケーション プログラミング要件を定義するフレームワーク



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