ACI SP-207-2002
コンクリート構造物用の高性能コンクリートの性能と品質

規格番号
ACI SP-207-2002
制定年
2002
出版団体
ACI - American Concrete Institute
範囲
はじめに 通常の状態のコンクリートは、多用途で強く耐久性のある建築材料です。 ただし、いくつかの物理的および化学的プロセスや特定の環境条件下では、短期間で劣化する可能性があります。 この事実により、過去 30 年間、研究者は高性能コンクリートの開発に取り組みました。 高性能コンクリート(HPC)は、高強度、低浸透性といった高い施工性を備えたコンクリートです。 高性能コンクリートの製造は、基本的に、構成材料の適切な選択、適切な混合比率、慎重な配置、および適切な硬化によって達成できます。 必要な加工性は通常、減水剤を使用して達成されます。 高性能コンクリートの製造には特殊な材料や複雑な手順を使用しないため、その製造はほとんどのコンクリート製造業者の手が届く範囲内にあります。 ほとんどの構造物@ では、コンクリートは二軸応力状態@ にさらされることが多く、これらのタイプの作用下での材料の挙動をよく理解する必要があります。 したがって、過去 40 年間 (123) に、二軸応力状態における従来のコンクリートの挙動と強度に関する多数の研究が行われたことは驚くべきことではありません。 一方、@ HPC はいくつかの点で標準強度コンクリート (NSC) とは異なりますが、これらの違いはまだ完全には理解されていません。 したがって、この材料の挙動をよりよく理解し、HPC を使用したより多くの構造の設計と建設を促進するには、さらなる研究が必要です。 この論文の目的は、二軸応力を受けたときの HPC の挙動と破損メカニズムについてさらに理解を深めることです。 短期静的試験は、選択した応力比で二軸の引張圧縮応力を加えた 125 mm 四方、厚さ 12.5 mm のプレートに対して実行されました (4)。 ひずみ制御試験は、テキサス大学で構築された二軸試験機で実行されました。 研究された主な変数は、各応力比における不連続性と極限応力レベルでした。 通常強度コンクリートとの比較検討も行っています。
コンクリート構造物用の高性能コンクリートの性能と品質



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