96FTM8-1996
熱定格電力損失とギアドライブの熱放散のバランス

規格番号
96FTM8-1996
制定年
1996
出版団体
AGMA - American Gear Manufacturers Association
範囲
ギアボックス内で発生する熱とギアケース表面からの放散熱とのバランスから、予想される潤滑油温度の平均値を評価できます。 スプラッシュ潤滑式密閉ギアドライブの最高油温度は、伝達可能な出力に影響します。 油温が高いと、ギヤオイルの耐用年数だけでなく、ギヤの磨耗、スカッフィング、マイクロピッチング、およびピッチングの負荷容量も影響を受けます。 円筒歯車および傘歯車の無負荷および負荷依存の歯車損失を、潤滑剤の種類および粘度、負荷、速度、温度の関数として実験的に調査した結果が報告されています。 ギアメッシュの摩擦係数の平均値が評価され、ツインディスクマシンでの測定値と比較されます。 歯車の噛み合い動力損失の評価方法を導き出します。 モデルと実際のギアボックス@を使用した調査@では、放射線@自由対流と基礎への伝導がギアケース表面からの熱放散に及ぼす影響を示しています。 デザイン@サイズ@風速@ハウジングの表面仕上げ@など@の影響が報告されています。 このような調査の結果は、ベアリングとシールの動力損失に関する一般的な評価方法とともに、ギアボックスのサンプ内の油温を評価するための計算方法に導入されます。 サンプル計算では、この熱評価法の可能性と限界が示されています。



© 著作権 2024